ミニチュアな毎日

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ユーロ病か?

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仕事が午前中だけと言う作業を進めるのにはもってこいの日だったのですが、いかんせん、ずっとKazufumiさんが配信するユーロミリテールの写真を眺めているだけで一日が終わってしまいました・・・

で、結局、昨日塗装したジャングルの葉っぱを切り出し、Rを付けて、アートフラワーの地巻きワイヤーを軸としてくっつける作業を三分の一ほどやってお終いとなりました。

間に合うのか・・・・ま、その時は、その時と言う事で(笑)


以前なら、ユーロの作品を見ると、「俺にはむりっ!」と、アレルギーに近い拒否反応を起こしていたのですが、この数年多少観察する事が出来る心の余裕がでてまいりました。

すると、このコンテストなりの方向性というか、傾向と言うのが見える気がします。

フィギュア塗装に関しては、これはまず一般の日本人のレベルではかないっこなさそうです。
クラッチ部門などは、ペガソやアンドレアなど一流メーカーが販売前の製品をエントリーさせますし、一般部門にしたところで、この部門がメインな訳ですからこのために一年かけている様なガチな人たちが多く、レベルの高さは圧倒的です。
優秀賞を取ったKazufumiさん、コンラッドさんは、現在の日本で1・2のペインターでしょう。

ただ、人気を得つつある、新部門と言ってもよいミリタリー部門に関しては、日本のモデラーが食い込む余地がありそうです。
と、言いますか、もしかしたら日本のモデラーの方が全体のレベルは高いのか?
なんて思ってしまいました。
先週の関西AFVの会をそっくりそのままお引っ越しさせたらどうなるか・・考えてみるだけでも面白いです。

そして、ヴィネット部門。
技術はもちろんすごいものがあります、作り込みにしてもとんでもない。
ただ、日本と技法が違うだけで、技術的、そして美的センスには、それほど大きな隔たりは無いのではないか?と、言う気がしました。

たとえば、ユーロ作品の場合、石畳やスレートなどは手書きで陰影を付けているのですが、日本ではウオッシングとピグメントで実際の質感を付ける事が増えています。

ドアなどの木の部分のペンキ塗装の劣化の表現しかり、ユーロでは筆での手書きがおおいのですが、日本ではシリコンはがしやアルコールはがしの表現が一般的です。

水の表現などは、日本の方がよいマテリアルがあるのでしょうか?流れの表現に挑戦する日本人モデラーが多い気がします。

方法と技法が違うだけで、緻密さとか美的センスに関しては日本モデラーも今はあまり変わらない、そこで日本的センスで挑戦してみるれば良いかもしれませんね。

ヴィネットなどは、空間をタイトに切り取り無駄を取り払う、盆栽的、もしくは日本庭園的な表現を加味してみる。

題材としては、海外で好まれるような日本的なテーマを持ってきてみる。
源平合戦から南北朝あたりが好まれそうですね。

このような工夫から(搦め手を攻めているだけか?)ある程度受け入れられる日本人モデラーも出てくるのでは無いか?と、思ってしまっています。



「来年あたり、一度行ってみようかな~」


なんて事を我が家でつぶやいたら、我がおかあ@デラックス、着物の着付け教室に通い始めました。
ユーロミリテールの表彰式に着物姿で出るのですとorz