ミニチュアな毎日

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人体の不思議展andえべっさん

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おかあのたっての希望で、なくなく「人体の不思議展」に行って参りました・・・・
ご存じの通り、「プラスティネーション」技術を使って、人体を腐敗処理and樹脂処理し、質感は
生のまんまつーあれでございます。

すこっつめ、シカゴの産業史博物館で「人間の輪切り」を見てからという物、この手の標本は大きな
トラウマとなっておりまして、おかあの誘いを何となくはぐらかしていたのですが、とうとうおかあの
誘いが「怒気」まで帯びてきましたので、重い腰を上げました・・・・

すこっつの自宅からタクシーで15分程度の場所にあるその会場、行ってみたならなんと大半のお客さん
が女性じゃないですか!!!!平日の正午頃という事を差し引いても、男女比は1:5程の大差、
いやはや、女性と男性の人体内部に関する知識欲と申しますか、タブーに対する敷居の低さに驚くばかりです。

おかあのジャケットの裾に掴まり、「こわいよ~、こわいよ~」と呪文をつぶやきつつへっぴり腰で
入場。
へっぴり腰で見学しましたが・・・

おっかなさは、途中からは怒りにそして最後には悲しみに変わっておりました。

意外なほどのリアリティのなさ、技術の発達したこのごろ、かえってイミテーションの方がリアルに見
えます。
全くリアリティの無いそれらのシリコンとエポキシが主成分となったその「物体」は、生前、泣き
笑い、怒り、愛し、「人」という、尊厳を持った生き物であった事・・・・
この標本は、生前本当の人間だったというだけの価値のために展示されているのです。
コンセプトも何もない標本の展示のされ方、解体のされ方・・・・
必然性が全く感じられない、しっかり保存され展示された男性の生殖器・・・・
・・・
知的好奇心という建前のただの「見せ物」です。
「こわいよーこわいよー」とつぶやいていましたが、途中から「ごめんねーごんめんねー」に呪文が
変わっておりました。

その後、気を取り直して、次の目標大阪は今宮えびすにお参りです。
こちらは、開けっぴろげに陽気なお祭り、ササをもらい、恵比寿様の背中に(お宮の背後)に回り
えべっさん今年はあんじょうもうけさせてや」つー意味で、建物の壁をばんばんぶったたきます。
背中をどやして、念入れするんです。
で、お約束の大阪名物土手焼きとサザエの壺焼きで一杯。
初詣より何より、関西人にとっては、これが無いと年が明けた気が致しませぬ。

で、最後に進捗状況。

箱庭、竹を接着、アクリルで大方塗装、そしてピグメントでアクセントをつけ水をのぞいて大方
上がりです。
常にコンパクトにコンパクトにと意識して作っているのですが、今回は遊びの空間を設けると言う
新しい作成方法を試みました。
前回のよりかは多少上品になっているでしょうか??