ミニチュアな毎日

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お馬さん実験・・・

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ざっくり塗装が完成したお馬さん、今回の一番大きなテーマ


「毛並みの手書き」実験です。

要は、お馬さんの色を「面」として塗装するのではなく「線」で表現出来るかどうかということです。

欧米のフィギュアの雑誌なんかではよく見ることがあるのですが、日本で実際やっている方や
作例を確認したことがありません。
また、すばらしい成功例もよく見るのですが、「??」程度のものもあるみたいです。

このスケールになりますと、エアブラシで塗装するだけでは単調です、で、一度は試して見たい
メソッドでした。
前回作成の「福島公」のお馬さんでも試しはしたのですが、すこし不完全なものでした。

まず、全体をラッカー系塗料でエアブラシ塗装します。
エアブラシと相性がいいことはもちろんなんですが、なにより、皮膜が強いので、この後からの処置
のため、べたべたといじっても皮膜がはげないことが非常に大事です。

んで、後はひたすら、水性アクリル塗料でもって筆で毛並みを書いていきます。
曼陀羅を作るラマの修行僧もかくありなん・・というほどの忍耐力が必要です。
こつというほどのことはありませんが、希釈は必ず「グラデーションメジウム」で行うこと。
水で希釈すると乾燥が早すぎ、筆に塗料を含ませてもすぐ乾燥してしまい、つけては描きつけては描き
とリズムが出来にくいと思います。
そのグラデーションメジウムで希釈した場合、含ませてから20条は書き込むことができ、リズムも
作りやすいし、のびが良くなるので細い毛並も書きやすいです。

もちろん、凹凸を意識して、塗料の色を変え、ハイライト、シャドーを表現致しましょうね。


で、大方4時間分の成果がこれ・・・
効果はあったか?はたまただめだめか?
とにかくこの勢いで全身を「毛もじゃ」にしたいと思います。

お目目は最後に入れたかったのですが、白目にしていたらおかあが「気持ちが悪い」とのことで
一足先に開眼しておきました。
早めに作ると汚れちゃうんだよなぁ・・・