ミニチュアな毎日

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かくして箱庭完成す・・・

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かくして箱庭完成いたしましたぁ。

地面を作ります。

以前にもいったと思いますが、自然界で「土」が見えているのは、ある意味イレギュラーが起こっていることです、たとえば、人や動物の踏み跡、土砂崩れ、そして田畑・・・
よって、普通のグランドワークを行う場合、全部の地べたを何らかの植物で隠す必要があると思います。
併せていつも言っているように密度感を出すために、徹底的に地べたを作り込みます。


写真一
シーナリーグラスでまず基本の地面を作ります。
定番のメソッド、マットバーニッシュを接着剤代わりに、茶こしに入れたシーナリーグラスをぱらぱらとまきつけます。
えっと、今まで考えつかなかったのですが、このとき、模型のキットの箱の中でやれば、作業後おかあちゃんにしかられずにすみます・・・・

ええ、ええ、こんな単純なことに今まで気がつかずに、しかられっぱなしでしたとも・・・・

写真二
乾燥後、無駄なグラスを吹き飛ばします。
んで、ディアヘアやドライフラワーを木の根本部分に植え付けます。
大きな木の周辺は、低木や湿度を好む植物の格好のエリアとなります。
ましてや、朽ちた木の周辺は、
養分、水分、場合によっては日光の照射と格好の条件が備わりますので、多彩な植生になるはずです。
少しずつ、いろいろなものを植え付けましょうね。
こつは特にありませんが、失敗をおそれずいろんな種類のマテリアルをたっぷり植え付けることです。

そして塗装です。
日頃使わないのですが、すこっつめ、このときだけは、ラッカー系の塗料をエアブラシで吹き付けます。
シーナリーグラスを着色せずに使う方も結構大勢いらっしゃるようですが、きっぱり言います、それでは「おもちゃっぽい」です。
あえてムラに塗装することでリアル感を演出しましょう。
今回は、レッドブラウンをベースに、ダークアース、ハイライト部分にロシアングリーンを塗装しました。
このときも、塗料はシンナーで「うすうす」にしましょう、そして、少しずつ染めていくように塗料を乗せていきましょう。

写真三
すいません、だいぶんプロセスが飛びましたが、これで完成です。

グランドワーク上面部分は枯れ葉で埋め尽くしました。
これは、現在絶版になってしまっているようですが、ハドソン&アレンの葉っぱです。
入手不可能でしたら、乾燥ハーブのフレークで代用でもテクスチャー感はそう変わらないと思います。
マットバーニッシュを水で薄め、葉っぱと練ってしばらく置き、葉っぱに水分が充分吸い込まれたなら、地べたに貼り付けていきます。
石と木の隙間、倒れた十字架の周辺など、しっかりくっつけていきましょう。
この表現をする方も少ないですが、

葉っぱが乾燥して定着したなら、最後の仕上げです。
まず、枝など特に目立つ部分には、プラスモデルズのレーザーカットの葉っぱをくっつけました。
また、十字架や石の部分など、目につきやすい部分にも、精密な仕上げのこの葉っぱをくっつけます。

そして、最後の仕上げ、バレフォのバフ、アイボリーで、ドライブラシを適宜加え、乾燥後タミヤ
ウエザリングリングマスター、最頂部のハイライトを入れます。


で、森の箱庭のでけあがりです~。

前回の南北戦争のものが具象的だとすれば、こちらは抽象的な表現です。
それぞれ、好みはあると思うのですが、とにかく大事なことは、地面にはいろんな情報が詰め込まれている、ということです。

ぎゅうぎゅうと、いろんなものを詰め込みましょう。

すこっつは、それが成功の秘訣だと考えています。