ミニチュアな毎日

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流れを作る・・・

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クリスタルレジンも硬化しました。
ただ、ご覧の通りこの状態だと小さな川の水がちょろちょろと流れているようにしか見えませんので、表情をつけ、勢いのある渓流に仕立てる必要があります。

みなさんご存じのように、すこっつが所属するクラブ・コヨーテには水情景の名人が二人おります。
すこっつも含め、偶然にも三人ともここまではほぼ同じプロセスで作業をするのですが、ここから先のセンスですこっつは二人から大きく水をあけられているのです。

二人とは言わずとしれた、情景師アラーキーこと荒木智氏、そしてもう一人はアーマーモデリングでも紹介されたチューンナップ氏のご両人

アラーキー氏ブログ http://arakichi.blog.fc2.com/
チューナップ氏ブログ http://blogs.yahoo.co.jp/hideo098

要するに水の気泡をどう表現するかなんですが、三人とも、この表現にリキテックスメディウムを使います。
種類はいろいろあるのですが、共通しているのは、それぞれ硬化前は白濁しているジェル状の物体・・・
木工用ボンドみたいなモノと言えばわかりやすいでしょうか。
硬化したら透明もしくは半透明になるのですが、硬化まではどのような状態になるかが分からないのです。しかも完全硬化には数日必要です、ですから、作業は完全に目見当、一発勝負なのです。

すこっつは、過去に何度も挑戦していますが、常におっかなびっくりやるモノですから、なかなか効果が生まれません。
ところが、この名人二人は、これを一発で決めてしまうのです・・・
う~む、この辺りが生まれつきの才能の違いなのか・・・


と、長いマクラになりましたが、今回もがんばります。
過去の失敗例から、今回はブレンデッドファンバー+グロスポリマーメディウム各1:1
それに極々微量のリキテックスアクリルのチタニウムホワイトを加えた「気泡の元」で作業しました。

スパテラと筆で、波頭と滝壺に適当にあしらい、半硬化状態になったときにつまようじでつついて変化を出します。
ドライヤー等、熱を当てて乾かそうとすると、表面だけ乾いてしまい内部は永遠に乾かなくなるおそれがあるので扇風機で風を当て乾燥を早めます。
2時間ほどこうして乾燥させ、さらに盛りつける・・この作業を四回繰り返しました。

で、気泡の無い部分の変化が乏しかったので、グロスポリマーメディウムにこれまた極々微量のリキテックスアクリルのウルトラマリンブルーを加えたモノを塗装して水深のあるなしの表現をしました。

さあて、この状態で養生させます。
明日どうなっているのかどきどきです。

PS:リキテックスアクリルを使う理由は、「透明」だからなのです、水の塗装向きなのでありました。