ミニチュアな毎日

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樹木の作成本格化・・

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毎月第三土曜日は枚方はカルチャーハウス香里ヶ丘にてのジオラマ模型教室。
これにて本年度のクラスが終了、皆様お疲れ様でした。

受講者の皆さんからエネルギーをもらって帰り、その勢いで樹木の作成も本格的に始めました。
まずは、根っこ部分を取り外しできるように加工します。

樹木が密生している情景を作る場合、どうしても悩んでしまうのが樹木を植え込むタイミングです。

プロセス早めに固定したほうが密着させて周囲になじませることができるのですが、そうすると後からは地面に手が入れられず作りこめなくなってしまいます。

かといってプロセス最後に固定したら当然木の根などは作りこむことができなくなり、又密着した感じも出しにくくなります。

で、考え出したのがこの方法。

まず木の根を作った後、下にワセリンやメンソレータムなど油脂分を剥離材として塗り、地面に置いたエポキシパテに押し付け、硬化後とりはずします。
こうすることでそれぞれを塗装した後プラモデルのパーツのようにかっちりはめ込む事ができ、簡単に作り込むことができるようになります。
詳細は枚方教室で(笑)

さて、木の幹は枝の作成です。
今回初めて「メープル」の木に挑戦してみました。
北米、西ヨーロッパではおなじみのこの木は秋には黄色→赤色になり、そのグラデーションがすばらしく一度は挑戦してみたかった樹木です。
又、日本のモデラーのこの樹の作例も見たことがありませんのでコンテストには新鮮味があって良いかもしれません。

実物の若木は直線に成長した幹に枝が上に向かって円錐状に生えちょうど針葉樹と反対の雰囲気になります。
枝は今回もお約束の地巻きワイヤーで作製、多めの本数のワイヤーを下から順に、どんどんワイヤーの数を減らして最後は2本のワイヤーで先端を作りました。
ワイヤーを捩ると指先をすぐに痛めてしまいますがここは我慢のしどころです、痛みに耐え、多めに枝を作るようにします。

一本の樹に要した時間はおおよそ4時間、この後も葉の植え込みや落ち葉の接着など、根気の要る作業が続きますが、ここがこの箱庭の一番の切所と心得え、密度間のある森を作るためがんばりたいと思います。