父の米寿の祝い・・・
昭和四年の三月、四国は愛媛生まれ。
私たちから見て、比較的温厚な人なんですが、若かりし頃は血気も盛んだったのでしょう。
戦時中は海軍の特別年少兵に志願、旧海軍解体直前の最年少の兵士として二年の青春時代を水雷部隊員として佐世保、横須賀で訓練を受けつつ過ごし、小豆島で終戦を迎えたそうな。
不幸中の幸いだったのは、当時すでに海軍は軍艦がほとんどなく、乗り組みせずに済んだこと、そして当時としては高身長（１７０僉砲世辰燭里如⊃緲覲惺擦蚤成訓練を受けたにもかかわらず潜水艦に乗り組まずに済んだこと。
いずれにしても、今の父からは想像できない試練の中に青春時代を過ごしたわけです・・
終戦後、神戸にて就職、勤務場所近くの「お好み焼き屋兼雑貨屋」の看板娘に見染められ、その家の婿養子に・・・
神戸市の社会福祉課の職員として４０年を務め、その後の第二の人生も福祉関係の仕事に付き、現在は悠々自適な生活を送っています。
本人は耳が遠いことを除けば、いたって元気、物事もしっかり理解し、いまだに好奇心も衰えず、しかも洋食が大好物、老老介護の話題など淋しい話しをテレビでよく聞く昨今、ほんとうに助かっております。
あいにく、息子達は母親に似てしまったためかアナーキーな性分、このまま我が家は消滅するか？と、思われましたが、記念すべき米寿の祝には、少ないなりに子供たちのにぎやかな声も聴くことができるようになりました。
ろくな孝行もせず、心配ばかりかけていましたが、ある意味息子たち由来の適度なストレスが父の健康長寿の遠因になっているのでは？と、勝手な解釈をしております(笑)
今後も元気に長生きしてもらいたいものと切に願うのですが、そのためには今度も「ばかむすこ」として、適度なストレスを与えて長寿への貢献をしようと思っている次第です。
と、今晩は神妙に箱庭以外の話題など・・・
