ミニチュアな毎日

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過去作品「福島政則公」

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昨日のトリ泥棒さんとほぼ同じタイミングで作り、しかも同じタイミングに違うコンテストで賞を頂いたペガソ社の54mm「福島政則公」です。

監修日本・作成イタリアという、ワールドワイドなキットなんですが、海外で作られた日本物で数少ない成功例です。

何てったって、お馬さんのフォルムが良い、木曽馬の様なお顔が愛らしいです、ただ、少し大きいのが残念。
で、武者のスタイルも良い、少し足が短め、お顔も少し彫りが深いが、ま、この程度なら日本人と言い切ることが出来るでしょう。
そして、具足、馬具、太刀小物の出来も非常に良くできています、惜しむらくは旗とか母衣とかがほしかったが、ま、充分及第点です。

ここまでは、日本人の目で見ても充分満足の行く出来です。
日本人の監修がきちっと利いた感じです。

ただ、このキットのすごみは、残りの「イタリアンテイスト」です。

欧米では、日本ほど人型(人形)に対するタブーが少ないのか、ヒストリカルフィギュアの中には、倒した敵の上に乗り勝ちどきを上げるの、や、切り取った首を高々と掲げ題名もそのまま「トロフィー(首)」なんて、日本では絶対に売れなさそうなキットが結構あります。

で、日本人のタブーに真正面から切り込んできたこのキット・・
そうです、トロフィーがくらに無造作にくくりつけられているのです!

確かにこれ以前にも海外の武者もので生首を捧げていたりする物はあったのです、でも、何となく「ボブ」さんや「ロバート」さんが、日本の装束を着て演技しているような違和感がありました。
百歩譲ってもMr Yamashitaとかが、演技していたのですね。

ところが、このキット、紛れもなく「やまだ」さんや「たかはし」さんが演技しているのです。
も、いかにもリアル、心のどこかで既視感さえ覚えたほどです。

確かに日本では模型は子供の趣味として発達したので、おかあちゃんの好みが少なからず反映され、この手のものは売れる訳がなかったのでしょうが、比較的大人の趣味として扱われている欧米では当たり前の成り行きなんでしょうね。

イタリア人が作ったリアル日本テイスト・・・・

願わくば、日本人の作る「ほんまもん」が見たい物です。

http://www.eonet.ne.jp/~yoitenki/gallery.htm