水の原形？完成・・・
シリコンで原形を型取り後、それに日新レジンのホビーキャスト「透明」を流し込み透明の水をやっと完成しました。念のため、三つほど成形しておきます。
日新レジンからはよく似た商品名の透明樹脂が出ているのですが、すこっつはそれぞれの特徴を利用して水の表現に使っています。
■ホビーキャストNX：ポリウレタンレジン、おおよそ２分ほどで硬化、高透明、ただし湿度が高かったり流し込む型やベースに水分があると、濁りが生じたり発砲したりする。
経年変化により黄変する。
■クリスタルレジン：エポキシ樹脂、硬化に２４時間ほどかかる。高透明、硬化は非常に遅いがベースの材質にかかわらず浸食したりすることなく安定している。経年変化による黄変が比較的少ない。
このような特徴があるので、すこっつはシリコン成形向きのホビーキャストで水の流れ本体を作ります、気休めだけかもしれませんが、黄変を遅らせるためにＵＶカットクリアを事前に塗装しています。
ちなみにこの方法で三年目を経た箱庭には今のところ黄変は見られません。もちろん直射日光の当たらない場所に保管していますが・・
で、本体が完成したなら周辺にクリスタルレジンを流し込み水面全体の仕上げとしています。
流し込む際、ベース部分に小さい気泡が付きやすいのですが流し込むグランドワークにグロス塗装する事によってそれを生じにくく出来るようです。
このグロス塗装は防水（この場合、レジンの漏れを防ぐ）意味もありますから入念に行います。
硬化が早いが神経質なホビーキャスト、硬化が遅いが安定性が高いクリスタルレジンと言うことでしょうね。
これが終わったなら後はリキテックスのブレンデットファイバーやジェルメディウムなんかで流れの表現をさらに加えるわけです。
